自分の勤める会社の株式を買う方法として、従業員持株会というものがあります。従業員持株会は、社員が自分の勤めている企業の株を定期的に購入し、中長期的な資産形成を支援する制度です。これは、証券会社を通さなくても購入可能です。従業員が持株会に加入して、1口1000円単位で給料やボーナスから天引きされるお金を積み立て、それを持株会全体でまとめて株式を買います。今日では、企業・オーナー経営者・従業員のどの立場から見ても多様でかつ極めて重要な役割を果たす制度として、上場企業・未上場企業を問わず、広く普及しています。従業員持株会のメリットは以下の3点があげられます。・企業側から見たメリット従業員持株会を通じて自社株を取得することで、従業員の立場に株主の立場が加わる結果、忠誠心と企業との一体感が強まります。・オーナー経営者側のメリット将来にわたる会社経営の安定と支配権の確保をすることができる。・雇用側のメリット福利厚生制度の一環として、自己の財産形成の大きな柱にすることができる。また、会社が自社株を買える「ストックオプション」という制度もあります。これは、予め決められた価格で自社の株式を買う権利のことです。予め決められた価格が時価より安かった場合、この権利を与えられた者は利益を受けます。これによって、会社は取締役や使用人の意欲を高め、一方で、会社は株価の値上り益を通じて、取締役や使用人に見合った報酬を与えることができます。つまり第2のボーナスにも値します。